ふむ・あそぶ・デジタルパーク#ヒトフミ

admin_fracto

映像の中へ、遊びに入る ーコンセプト

映像を見るのではなく、空間の中に入り込み、触れながら遊ぶ。
没入感とインタラクティブ性を掛け合わせた「新しい遊び」をテーマに、LEDビジョンによる体験型アトラクション空間を構築しました。湾曲したLEDビジョンに囲まれると、目の前には鳥たちが飛ぶ空、どこまでも続く森、色鮮やかな魚が泳ぐ水辺が広がります。

足元の水面に触れると波紋が生まれ、魚たちがその動きに反応する。そこに生きる自然や魚たちと、同じ空間にいるような感覚を楽しめる仮想空間です。音響システムから流れる水の音や、近づいてくる鳥の鳴き声も重なり、視覚だけでなく聴覚からも没入感を高めます。見る、触れる、聞く。3つの感覚が重なることで、映像の中に入り込むような新しい体験を生み出しました。

フラクト:商業施設BiVi新さっぽろに広がる天井LEDの青空

映像が、空間を包み込む ーハード

幅6m・奥行き3mの空間に、天井・壁面・床面の3面をLEDビジョンで構成しました。映像が視界の前方だけでなく、頭上や足元へも広がることで、空間全体に入り込むような没入感を生み出しています。壁面は湾曲させて設置し、直線的なスクリーンでは生まれにくい奥行きと回り込みをつくりました。

床面LEDビジョンには、インタラクティブコンテンツとの連動に適した製品を採用。赤外線センサーによって足元の動きを検知し、来場者の動きに合わせて映像が反応します。また、子どもたちが遊ぶ空間であることを踏まえ、壁面LEDビジョンの表面には樹脂加工を施しています。直接触れたり、近い距離で遊んだりする場面でも、破損リスクを抑えながら安心して体験できる仕様としました。

天井:屋内用LEDビジョン W6m × H3m(ピッチ3.9mm)
壁面:屋内用LEDビジョン W6m × H2.75m(ピッチ2.5mm)
床面:屋外用床LEDビジョン W6m × H3m(ピッチ3.9mm)

触れるたび、世界が応える ーコンテンツ

足を踏み入れると、優しくデフォルメされた自然の世界が広がります。泳ぐ魚の群れは、人の動きに反応してほどけ、やがてまた集まっていく。見上げれば、鳥たちが自由に空を舞う。その変化に、来場者は思わず足を止め、生きものと触れ合っているような不思議なやりとりを楽しみます。

歩くだけで景色が変わり、足元の動きに合わせて水面が応える。直感的に楽しめるシンプルな体験だからこそ、子どもは夢中になって追いかけ、大人はゆったりと眺めながら、思い思いの時間を過ごせます。

一人ひとりの動きに応じて、目の前の景色が少しずつ表情を変えていく。ただ映像を眺めるのではなく、自分の動きが空間に作用し、その反応を受け取る。人と空間が自然につながる、新しいインタラクティブ体験です。

映像を眺める場所から、関わる空間へ ープロジェクトノート

本プロジェクトでは、LEDビジョンを単なる映像表示機器としてではなく、人の動きに反応し、空間との関わりを生み出すメディアとして捉えました。「人が自然と足を止め、思わず関わりたくなる空間とは何か」。その視点から、魚の群れや水面が人の動きに応えるシンプルなインタラクションを設計し、来場者が自由に参加できる体験へとつなげています。

映像を眺める場所ではなく、人と空間のあいだに小さな反応が生まれる場所へ。LEDビジョンによって、商業施設の一角に新たな賑わいとコミュニケーションを生み出しました。

関連記事

あわせて読みたい
#ヒトフミ:ご担当者の声
#ヒトフミ:ご担当者の声
あわせて読みたい
対談:新しい出会いから生まれたもの
対談:新しい出会いから生まれたもの

関連リンク

記事URLをコピーしました