登別マリンパークニクス「Wonder Box 360」

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現実の先へ、物語の海へ ーコンセプト

別マリンパークニクスが見せる、現実の海とそこに生きる生きものたち。その先に、映像だからこそ描ける、もうひとつの海をつくれないか。LEDビジョン導入のご相談を起点に、機器を設置するだけではなく、来場者が物語の中へ入り込む空間として計画しました。

5面のLEDビジョンにダイナミックに展開する映像を連ね、映像・空間・物語をひとつにつなぐ。そこに広がるのは、現実では目にすることのできない幻想的な海洋世界です。

水族館で海を見る体験から、海の物語に包まれる体験へ。現実の延長に、まだ見たことのない海との出会いを生み出しました。

海を、五面で立ち上げる ーハード

奥行7m、幅4m、高さ3mの特設空間を、天井・3面の壁・床からなる5面のLEDビジョンで構成しました。床には、歩行や接触を前提とした高耐久の床用LEDビジョンを採用。壁面と天井には、軽量・省エネ設計の屋内用LEDビジョンを組み合わせ、設置時の負荷を抑えながら、視界を大きく包み込む映像空間を実現しています。

LEDの表面にはHOB加工を施し、来場者の接触による素子の脱落を防止。防水・防塵性能も高めることで、多湿な館内環境においても安定して運用できる構成としました。

さらに、サラウンドシステムと統合し、5面に展開する映像と音響を同期。没入感と、長期運用に必要な安定性を両立しました。

天井:屋内用LEDビジョン W7m × H4m (ピッチ2.5mm)
壁面:屋内用LEDビジョン
W7m × H3m ×2面 (ピッチ2.5mm)
壁面:屋内用LEDビジョン
W4m × H3m (ピッチ2.5mm)
床面:床用LEDビジョンW7m × H4m (ピッチ3.9mm)

見る映像から、進む冒険へ ーコンテンツ

「冒険」をテーマに、写実的な自然と、デジタルだからこそ描ける空想世界をひとつの物語として構成しました。

舞台は、豊かな自然に包まれた架空の無人島。来場者は静かな川の流れをたどって島の奥へ進み、やがて水中へと潜っていきます。現実の自然から地続きであるかのように幻想的な海中世界が広がり、空想の生きものたちが息づくその先に、ニクス城が姿を現します。

映像はゲームエンジンによってリアルタイムに描き出され、生きものの動きや光の表情は刻々と変化します。あらかじめ決められた風景を眺めるのではなく、写実と空想が連続する世界を、冒険者の視点で自ら進んでいく。Wonder Box 360は、物語の「観客」ではなく、その世界へ入り込む「主人公」となる体験を生み出しました。

設置の先に、体験をつくる ープロジェクトノート

Wonder Box 360で私たちが向き合ったのは、LEDビジョンをどう設置するかだけではなく、その空間で何を感じ、どのような記憶を持ち帰ってもらうかという問いでした。

空間が持つ価値と、そこで伝えたい物語を起点に、ハード、映像、音響、運用までをひとつの体験として組み立てる。機器だけでは生まれない成果は、それぞれを切り離さず、構想の段階からつないでいくことで初めて形になります。

LEDビジョンの生産・販売・設置にとどまらず、空間演出や運用までを見据えた提案へ。これからも、技術そのものを見せるのではなく、技術によって記憶に残る体験をつくっていきます。

本プロジェクト参画企業

株式会社たきコーポレーション
株式会社サクラ工芸
株式会社札幌トランジスター
AGO Design Associates

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