デジタル室内公園「BiVi PARK」

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屋内に、空のある公園を ーコンセプト

雪に閉ざされる季節が長い北海道に、一年を通して緑と開放感を感じられる場所を。

BiVi新さっぽろ内の「BiVi PARK」では、天井いっぱいに広がる大型LEDビジョンを空に見立て、柱や壁面の映像と連動させることで、空間全体にひとつの風景をつくりました。雲が流れ、太陽の光が差し、鳥の声が聞こえる。季節や時間、イベントに合わせて景色は移り変わり、訪れるたびに異なる表情を見せます。

映像を眺めるのではなく、その風景の下で休み、遊び、人と過ごす。自然の気配とデジタル表現が重なることで、日常の中にいながら少しだけ現実を離れられる、新しい都市型公園の体験を生み出しました。

フラクト:商業施設BiVi新さっぽろに広がる天井LEDの青空

空間に合わせて、LEDを選ぶ ーハード

BiVi PARKでは、天井、円柱、壁面という異なる設置条件と役割に合わせ、3種類のLEDビジョンを使い分けました。

天井には、建物への負荷を抑えられる軽量な透過型LEDビジョンを採用。補強工事を必要としない構成とすることで、合理的な施工を実現しました。来場者が行き交う円柱部には、素子面に樹脂加工を施した仕様を採用し、不意の接触に配慮しながら、安全性と耐久性を確保しています。

横長の壁面には、P2.5の高精細モデルを設置。豊かな色彩と、細部まで鮮明な映像表現を可能にしました。空間ごとの用途だけでなく、設置条件や将来の運用まで見据えて機器を選定することで、意匠性、施工性を両立しています。

天井:透過型LEDビジョン W16m×H16m(ピッチ3.9-7.8mm)
壁:W11mm×H3m(ピッチ2.5mm)
柱:フレキシブル型LEDビジョン/GOB H4m × 8本(ピッチ4mm)

空から、物語が広がる ーコンテンツ

天井に広がる空を起点に、映像が円柱や壁面へとつながり、空間全体をひとつの風景として包み込みます。

「世界でいちばん心地よい天井」を目指し、協力会社と連携してコンテンツを企画・提案しました。リアルな空をモチーフに、時刻や季節に合わせて表情を変える空には、色とりどりの傘や風船、スカイランタンが穏やかに浮かびます。イベント時には、花火やクリスマスプレゼントなどの特別な演出が空間を彩ります。

普段は、飛行機や鳥が行き交う穏やかな空が広がります。天井から円柱、壁面へと映像がシームレスに展開することで、空間全体に一体感が生まれ、訪れる人が自然と気持ちを解きほぐし、ゆったりと過ごせる環境をつくりました。

映像を、空間の風景にする ープロジェクトノート

BiVi PARKで目指したのは、大型LEDビジョンそのものを見せることではなく、人が集い、休み、過ごす場所の質を、映像によって高めることでした。

天井に広がる空と、円柱や壁面へつながる映像。時間や季節に合わせて移り変わるコンテンツ。それぞれを独立した演出ではなく、空間全体を形づくるひとつの風景として設計しています。

天候や季節に左右されず、屋内にいながら自然の気配や開放感を感じられること。LEDビジョンを映像表示のための設備ではなく、訪れるたびに空間の表情を更新する建築要素として捉えることで、都市の中に新しい公園のあり方をつくりました。

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